発達障害は遺伝するの??
こんにちは、精神保健福祉士のkokoroです!
普段は、精神科・心療内科のクリニックで医療相談員をしています!
今回は、うちの子どものこともあるので、
発達障害って遺伝するの?
ってところを話していきたいと思います。
まず、発達障害というものに関しては、
発達「障害」というだけあって、発達の仕方で何かを行うときに行いにくさがある場合などに受診して、診断されますよね。
そのため、自分は診断されたけど、親がそう診断されるか分からないということは多々あると思います。
自分が発達障害と診断されたのは、親からの遺伝かなと思うこともあると思います。
しかし、もしそのご両親が診断されていなければ、そこまでの障壁を感じずに来れたのか、時代としてもそういった概念がまだ薄かったのかであると思います。
そのため、自分の親からの遺伝がないとは言い切れないと思います。
もちろんですが、今の医療では、遺伝する可能性については、はっきりとは示されていないところがあるので、ご両親が発達障害でなくても、ご自身が発達障害になる可能性はあると思います。
発達障害については、いろいろと紹介していますが、こちらは参考になります。
どちらの本もしっかりと発達障害の話に触れられているので、参考になると思います。
では、自分が発達障害で、配偶者が発達障害ではない場合、その間にできた子どもには遺伝するのか。
それに関しては、上記同様、自分自身が発達障害であっても、特に何の傾向もなく、遺伝しない場合もあれば、遺伝することもあります。また、例えば自分がASDであったとして、子どもはAD/HDという場合もあるので、直接的に遺伝がきっかけかは判断することが難しいと思います。
そして、自分が発達障害、配偶者も発達障害という場合はどうなのか。
それは遺伝するでしょって思うかもしれませんが、上記と同じで、両親が発達障害であっても、遺伝するかどうかは分かりません。子どもさんは特に何もなく、普通に育ち、普通と呼ばれる生活を送っていくのかもしれません。
ちなみにこのブログでは、うちの子どものことにも触れていきたいという趣旨でやっていますので、例として私の家でのことで言えば、私は発達障害があります。(知っているよって人もいらっしゃいますね)
配偶者は発達障害ではないです。
その間に、子どもは2人います。
じゃあ実際にどうかというと、知的水準の部分では、検診も問題なく、育っています。
ただ、やっぱり私の子だなと思います。
子どもの発達障害の本もいろいろ読んでいますが、いろいろな傾向が多く見られていて、いつこの傾向によって壁にぶつかり、障害となるのかという状態で、おそらくですが、2分の2の確率で遺伝していると思われます。これは私の勤めるクリニックの医師からも言われたこともありますし、診断とまでは言えませんが、ほぼほぼそうかなと考えています。
その中で、私は、今後子どもたちが、困る出来ることがあっても、その対処方法を身に付けていってくれれば、と思い、その都度「こうしたらどう」と声を掛けたりしています。
これらの本は参考になりますので、ぜひ見てみてください。
ぜひ参考にしてもらって、いろいろ話ができていくといいのかなと思います。
ご覧いただき、ありがとうございました。