精神面からくる身体症状の治療って?
こんにちは、精神保健福祉士のkokoroです!
普段は、精神科・心療内科のクリニックで相談員をしています!
今回は、先日ご紹介した、精神面からくる身体症状、その治療について部分的に紹介したいと思います。
いろいろな身体症状が出ると思われますので、全てではないですが、意外とというものをいくつか取り上げたいと思います。
まずは、喉の違和感です。
喉の違和感や異物感のような状態は、ストレスから来ることも多く、そのストレスを避けていくことで、ある程度改善がみられる可能性があります。
ただ、ストレスの要因となるものを完全に避けることは、大変難しいと思いますので、基本的には服薬治療にてセロトニンに働きかける薬などにより、ストレスを受ける状態でも、リラックスした状態が作れるようにすることで、改善ができると考えられます。
胃痛も出やすいですね。
胃痛に関しても、ストレスが大きい状態であると、胃に負担がかかり過ぎて、胃酸が出過ぎていたり、それに胃の中が守りきれず、痛みにつながっている場合があります。ストレスに対して、治療を行っていくことで、さらにはあまりにも悪化しているときには、胃に対しての治療も同時に行なうことで、悪化を防ぎ、改善に向けられると思います。
腹痛、下痢、便秘もあります。
お腹の調子に関しては、その治療を行なうことで、改善するのではないかと感じるかもしれません。
もちろん、お腹の調子を治すように治療する方法もあると思いますが、脳内のセロトニンの関係で下痢や便秘が起きているのであれば、抗うつ薬などで、セロトニンの調整をしてあげれば、改善してくることが考えられます。
今回は、3項目の紹介しましたが、それぞれの身体症状が精神面から来ているのであれば、精神面の治療で、改善してくることも見込めると思います。
精神科・心療内科に受診して、精神的なお薬はくれたけど、身体の症状のお薬はもらってない・・・という方もいると思いますが、身体面も含めて両方の治療に必要なお薬が出ている場合がありますので、主治医の先生にも聞きながら、総合的な治療を進めていけると良いでしょう。
今回も、ご覧頂きありがとうございました。
少しでも見てくださった方のお役に立てるといいなと思っております。