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不眠症状の治療とは・・・

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 こんにちは、精神保健福祉士のkokoroです!

 普段は、精神科、心療内科のクリニックで医療相談員をしています!!

 

 今回は、先日不眠症状についての投稿をしましたので、

 その不眠症状の治療はどのようなものがあるか

 というところについてです。

 

 先日の投稿で取り上げた部分の中から、3つを取り上げることとし、

 ①寝つきが悪い

 ②途中で目が覚めてしまう

 ③朝早く目が覚めてしまう

 これらの点について、対処方法を紹介します。

 

 前回も取り上げたように「不眠」といっても、それぞれ症状が違うので、対応方法もそれぞれ変わってくるのです。

 では、順番に紹介していきます。

 

 ①寝つきが悪い

 この場合には、度合いにもよって処方薬も変わってきます。軽度の症状や薬が効きやすい体質、状況に左右されそうな場合などは、安定剤(抗不安薬)でリラックスさせることで、寝つきを良くさせることがあります。それよりも、症状が強い場合やそれだけでは対応が足りない場合は、弱めの睡眠薬を使っていくことが考えられ、短時間型のもので、寝つき、眠りの質の改善をかけると思われます。

 

 ②途中で目が覚めてしまう

 この場合には、主に睡眠薬が使われることが多く、睡眠薬の服用にて、睡眠が浅くならないように働きかけ、途中で目が覚めていくことを減少させて、しっかり眠れない状態を改善していきます。ここでも、合計では何時間眠れているか、どれくらい途中で起きてしまうか、その後眠れるか、などといった点に合わせて、睡眠薬も短時間のものか、中間型なのか、長時間型なのか、選択が変わってくると思います。

 

 ③朝早く目が覚めてしまう

 この点に関しては、②と同様に睡眠薬が使われ、中間型か、長時間型の睡眠薬を使っていくことが多いように思います。睡眠薬で安定して眠れるようにしていくことで、元々の睡眠状況となるように眠りの質の改善をしていくと思われます。

 

 ②、③に共通するのは、高齢者の場合では、ふらつきの出やすい睡眠薬に関しては、避けて処方されることが多いように思います。それは、夜間に動いてしまったときに、ふらつくことで、転倒して骨折してしまうことを避けるために、この処方に関しては、慎重に行なうことがあると考えられます。

 

 ということで、ここまで睡眠に関する治療について紹介してきました。別投稿にて、それぞれの症状やその対応方法などを紹介できればと思います。

 

 また、今回の投稿では、服薬に関する睡眠の改善を紹介してきましたが、服薬ではない方法での改善、または改善の助長する方法を紹介できればと考えています。

 

 ご覧いただきありがとうございました。読んでくださった方に、少しでもお役に立てるといいなと思っています。